―― RevCommに入社する以前の経歴を教えてください。
新卒からエンジニアとして働いていますが、大学は実は文系で、日本語教育を専攻していました。エンジニアをやっている友達が多かったり、父もコンピューターが好きで、そういった周囲の人たちとの関わりから「IT業界、面白いかも」と思い、新卒でIT企業へ入社しました。
1社目は人事システムを受託開発している会社で、お客様先に常駐して開発するということを3年ぐらい経験しました。2社目は東急ハンズ(現:ハンズ)のシステム子会社・ハンズラボで内製システムやECサイトのバックエンド開発に加え、評価制度の見直しプロジェクトに参加するなど、組織開発の取り組みも経験しました。3社目であるRevCommには2022年10月に入社しています。
現在は「MiiTel」の振り返りをメインとした機能のバックエンド開発、インフラ面のメンテナンスやアップデートを主に担当しています。また、社内で横断的に走っているプロジェクトを取りまとめるPMのサポートも兼任しています。また、そこから派生した活動として、エンジニア組織全体のプロジェクト管理をより良くしていく施策にも取り組んでいます。
プライベートでは、2021年に第1子を出産し、初めての子育てで慣れないことも多いですが、毎日奮闘しています。
―― RevCommに転職したきっかけを教えてください。
転職を考えたのは、第1子の出産が大きなきっかけです。前職も働き方自体はRevCommと同じくフルリモート・フルフレックスだったので、働き続けることも可能でした。ですが、子どもが産まれたことで「時間」というものが急にすごく限られたものになり、働いてる時間も含めて「自分の時間」を使って、自身の成長速度を最大限に引き上げたいと思った時に、もう少し色んな可能性があるのではないか?と思い、転職活動を始めました。
転職活動では15社以上の企業とお話しして、その中でもRevCommは大前提としてフルリモート・フルフレックスの働き方であることに加えて、経営陣・役員も含めて子育てをしている社員が多いということもあり、子育てと仕事の両立について理解があるのではないかと思いました。
また、「自分の成長速度を最大限に引き上げる」ための条件としては、自社でプロダクト開発を行っている企業で、システム的にも組織的にもスピードと拡張性が求められる環境が特に良いなと思っていたので、エンジニアとしてのスキルアップという観点でもRevCommは理想の環境だと感じました。
さらに、RevCommはテックマネジメントオフィスチームがエンジニア組織開発を行っているという話を聞いて、トップダウンで組織づくりを大切にしている会社なんだということが伝わってきました。選考を通じて、技術の向上という側面でも、組織開発的な活動という側面でも、RevCommは私が目指す方向性と合うのではないか、と思えたんです。
―― RevCommに実際入社して、子育てと仕事の両立はできていますか?
社員は皆、共有カレンダーを活用し、 送り迎えの時間をブロックするなど、 子育てに割く時間をお互いに開示しているので、子育てとの両立はしやすいと思います。私も子どもの行事などで出られない日や時間は早めにブロックしたり、勤務している8時間内でできるだけ業務を完了できるようにタスクと時間の管理を工夫しています。
また、オンライン懇親会が度々開催されるのですが、メンバーの子どもが画面上に登場したりしていて微笑ましいです。我が子も最近その懇親会に参加するのを楽しみにしていて、「今日はみんないるかなー」と帰ってきたりします(笑)。子どもがいる家庭にとって、温かいカルチャーだなと感じています。
―― RevCommが子育てしながら働くメンバーにとって働きやすい環境である理由はどこからきていると思いますか?
先輩メンバーが困った時にちゃんとヘルプを求めてくれることが大きいと思っています。だからこそ、自分もヘルプを言い出しやすいんですよね。私も同じチームのメンバーがヘルプを求めやすい環境を作れるように、自分もちゃんと声に出していきたいなと思っています。
一方で、働き方に関する制度はボトムアップではなかなか決められないこともあると思うので、代表が「フレキシブルな働き方ができる日本社会の実現に貢献」することをすごく大事にしているのは大きいですよね。「MiiTel」のプロダクトの思想としても「少子化になっていく日本でより生産性を上げていかないといけない。問題の根本は少子化なので、子どもをちゃんと育てられるような環境にしていかなきゃいけない」ということをよく話していて、そういった代表の日常的な発言というのは、すごく影響があると思います。
―― 組織づくりに興味を持ったきっかけについて教えてください。
事業が安定していて、高い技術力のエンジニアが雇用できていても、組織づくりがうまくいっていないと、技術者たちの不満が溜まっていってしまうんですよね。今、エンジニアを採用するのはものすごく大変です。せっかく採用したエンジニアが定着しないと、事業をもっとスピードを上げて進めていきたいと思っても、人材がいなくてできない…となってしまいます。そういう流れはとても悲しいなと思った経験があり、自分には何ができるんだろう?と考えたことがきっかけです。
―― RevCommでどういった組織づくりをしていきたいですか?
今、RevCommはものすごいペースで組織が拡大していて、人数も増え、多国籍化していく、まさに面白いタイミングだと感じています。グローバルな組織になると、時差があるので非同期コミュニケーションも工夫しないといけないし、情報共有をどういった仕組みで進めるのか等、改めて考えなければならないタイミングがきています。最初に話したプロジェクト管理を改善する取り組みなどで、より良くしていけたらと思います。
「早く行くなら一人で行け、遠くに行くならみんなで行け」という言葉がありますが、RevCommの組織づくりでは、そのバランスを取りたいなと思っています。一人ひとりが持っている勢いをできるだけ失わずに、でもお互いがコラボレーションして、より遠くに行けるような仕組みを作っていきたいと思っています。
―― 課題がたくさんある中で、エンジニアの組織開発をする上で特に大事にしていきたいことや取り組みたいことは何ですか?
それぞれのエンジニアが集中する時間をちゃんと確保しないといけないと思っています。組織づくりをしようとすると、ついコミュニケーション機会を増やそうという動きをとることが多いと思うのですが、色々試した結果、コミュニケーションとそれぞれが集中して作業に取り組む時間のバランスをとることを今はとても大事にしていますね。
全社的にもRevCommでは時間の使い方について効率化に取り組んでいます。むやみに会議を増やさないようにしたり、会議の質を上げる取り組みをしたり、 より効率的にできるための工夫として事前にアジェンダを出すようにしたり。そういった施策を一つひとつ積み重ねることを大事にしたいです。
―― RevCommの魅力はどんなところだと思いますか?
メンバーと話していてよく思うのは、どんなことでも自分の意見をしっかりと持っている人がすごく多くて、それは魅力的だなと思っています。また、そういった意見を言う時に「そもそも」という言葉が頻繁に出てくるんです。カルチャーブックにも「シンプルに考え、本質的な価値を追求しよう」というワードがあるのですが、固定概念や過去の実績にとらわれず、本質的な価値を出すための会話ができる人たちが集まっていると思っています。
―― これからRevCommに入社してほしいのはどんな方ですか?
先ほど少子化の話をしましたが、RevCommは「コミュニケーションを再発明し、人が人を想う社会を創る。」というミッションを掲げ、日本という国全体の生産性向上を見据えています。壮大だなという印象を受けると思いますが、道のりは一歩一歩、地道なものです。RevCommで日々働くことで、より良い社会をつくることに貢献するということに対して「楽しそう」「ワクワクする」と感じていただける方と一緒に働けたら嬉しいです。